Ⅱ 管理組合運営費の赤字対策について

全ての民間企業や団体の赤字対策は、まず間接経費の縮減策です。
国や地方の官業や社会的活動において間接人員が増えている昨今の情勢を見ると、国全体の付加価値・生産性が低下して来ているのが分かります。

OECD加盟先進国の中で日本の一人当たりの国民所得が、かつての二位から今や20位以下に下がってきており、国家としての労働生産性低下がここ20~30年続いているのです。
国家として増税に頼る方向ではなく、皆が新しい製造業やサービス業の創出に直接的に参加して、実質的生産能力を向上させるにはどうしたら良いのでしょうか?
若い層による間接業務のデジタル化への投資と、高齢者の労働現場復帰で頑張るしかないと考えられるのではないでしょうか。

我々の課題であるマンション管理組合の運営については、かなりの業務部分が皆様の過去の社会的知見や人生経験が生かせる分野ではないでしょうか。皆様にも十分自己の知見と能力を発揮できる余地のある課題です。
マンションの住環境や資産価値は、皆様各ご家族の日常生活の基本部分のテーマです。
戸建住宅であれば、日々に家屋の掃除や消毒・衛生に配慮し、家屋全体の不具合を調整しながら保全を計るのが、主婦やご主人の当然の仕事であるはずです。
 
コンクリート造のマンションだからと言っても、専門家に頼らなければならないのは極く限られた技術計算の部分だけと考えられます。
最近の高層マンションのエレベーターの保全や工事用足場の架設、特殊な防水塗装や給排水管の再生技術等に専門性があるだげです。
他は一般家屋の補修を近所の大工さんや左官屋さん、ベンキ屋さんたちに頼ってやって来た従来の保全工事と同じ考え方で、主体的に物事を決めて差配して行けば、目常の補修も大規模修繕工事も自分たちで出来ると言うのが事実です。
建築設計士事務所や管理会社に依頼しなくてもご自分達でやる気を出せば何とかなるものです。
面倒な日常の集金業務や会計事務等は、管理会社に任せても大した費用はかかりません。清掃やゴミ処理、小さな修理工事等も同様です。
一番費用が多くかかる大規模修繕工事の再検討・実施計画や業者選定作業こそが皆様の腕の見せ所ではないでしょうか。

今日、国土交通省等行政が最も心配しているのは、補修費積立金の不足により建物の保全が出来なくなり、立ち枯れてしまう管理不全の老齢化マンションです。
これを防ぐ方策は、長期修繕計画策定による補修費積立金の値上げ指導だけではありまぜん。
補修費積立金の増額に耐えられなくなった住民は、公営住宅や安い民間アパートの狭い部屋に出て行かなくてはならなくなります。
 
先ずは補修経費を安くすることで、管理費全体の増額を抑える工夫こそが必要です。

計画的修繕工事とも言いますが、長期改修計画作定と共に現在専門家や行政が推奨している「設計・監理方式」による施工が、最も妥当なやり方と言えるのでしょうか?
皆様の多くは、今まで管理会社や一級建築士事務所などが当然の如く説明しているこの入札方式を疑ったことはないのでしょうか?
官公庁の発注工事でもないのに、必ずしも必要と言えない入札手続きの為のこの間接経費支出の実態を疑った事はないのでしょうか?
 

これらの大規模修繕工事の経費にまつわる諸々の問題点の各分野の解決方法について、一般論と具体策及び私共の経験と実績の数値について資料で解説いたします。
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